田舎で保育園が不足する事態に!?
私はこどもが小さな頃(2歳)からすでに働いていたので、こどもを2歳後半から市の保育園に預けました。
都会と田舎では保育園に入れる難度が全く違うようですが、私の住むド田舎でも入園選定で落とされる人は多かったです。(今はだいぶ緩和されているようですが)
田舎で保育園が足りないのは、新興住宅地開発やマンション建設計画が進んでいる地域
というのも、実は人口減少+保育園の施設の老朽化により、市は3つの保育園を一つに合併しました。そして新たに大きな保育園を新設したのですね。
しかしほどなくして近くの田んぼや畑・荒野の開発が進んで、広大な宅地となり、それはそれは大きな新興住宅街ができました。
保育園と小学校・中学校、駅(無人)が近くにありますから、まさに子育て世代の若い夫婦がたくさんやって来て家を建てたワケです。
若い夫婦にはこどもがいますし、引越してきてから生まれてくるお子さんも多いから、あっというまに保育園が定員オーバー。
目と鼻の先の保育園に通えなかったこどもたちは次に近い保育園に流れてきますから、近隣の保育園はすべて定員オーバー状態で、希望の園への入園が困難となっていました。
長男の入園の申し込みの際には、すでに働いているお母さんたちのこどもの入園が最優先という状態でしたから、こどもを預けてから働き先を探すつもりの人の多くは希望の園に落ちました。
こんな状態の中、私が入園の問い合わせや申し込みで感じたことは
役所では書類が全て
ということです。
相談する母親がどんな事情を抱えようが、役所にとっては審査に必要な書類さえそろえば、それでいいのです。
よって、私にとっては他の人より有利に選考が進めばそれでいいと考えました。
有利に選考を進めるには有利になるような書類が必要です。
全ては書類です。
それなら必要な書類をさっさと揃えるために、働いている実績を作ってしまえばいいと思った次第です。
以下は私の経験に基づいて構成した内容となっています。
地域・年度によっては、入園の選考条件・優先度は異なります。参考程度にとどめて、まずは担当の課の方としっかり相談・確認をしながら進めていかれることをお薦めします。
目次
- 田舎で保育園が不足する事態に!?
- 田舎で保育園が足りないのは、新興住宅地開発やマンション建設計画が進んでいる地域
- 保育園に預ける条件
- 「保育に欠ける」とは
- 働き先が決まっていない人は不安が募る入園選考
- 現在働いているという実績を作る
- 実働を証明する書類を手に入れる
保育園に預ける条件
お子様を保育園に通わせた経験のある方はご存知だと思うけど、保育園に預けるためには、各家庭内で「保育に欠ける」状態である「入園の必要がある」、と認めてもらう必要がありますね。
いわゆる入園選考基準というものです。
地域によっても条件は異なりますが、この「保育に欠ける」状態が大きい家庭(両親ともに働いている・重篤な病気で入院中で保育をする人がいない等)が優先的に保育園への入園を認められることになっています。
「保育に欠ける」とは
入園選考には加点・減点があるという話も聞きますが、田舎では点数の話は聞いたことがありません。
地域にもよりますが私の住む田舎では、もっと実質的に「保育に欠ける」かどうか、重要度が高いか低いかで判断していると言われました。(たぶんその重要度に点数をつけて選考しているとは思いますが)
地域によって表現の差はありますが、保育園に預ける際には「家庭内で保育に欠ける」と認められる必要があるのです。
ではその「保育に欠ける」状態とはいかなるものでしょうか。
詳細は「入園案内」「申し込み要項」等に掲載されています。
地域または年度によって認定の差があるので、必ず現在住んでいる地域の担当の課に行って確認してください。
私の住む地域の資料によると以下の通り(抜粋)
※資料は4年前の資料です。現在は異なる部分もあります。
- 家庭外労働 保護者が外へ働きに出てしまう(週4日、1日4時間以上の労働)
- 家庭内労働 保護者が家事以外の労働を家庭内でおこなう(週4日、1日4時間以上の労働)自営・内職等
- 妊娠・出産 保育してきた保護者が妊娠・出産のため保育をおこなえないとき
- 保護者の病気 疾病および心身の障害により保育が困難
- 病人の介護 長期にわたる同居家族の介護のため保育が困難
- 災害等 災害による復旧等の間、保育が困難
- その他 保育園での保育が必要とされた場合(求職を理由として入園承諾した場合の期間は3か月、それ以後は原則退園か私的契約となる)
- 私的契約 上記に該当しなくとも定員に余裕がある場合は私的契約として入園が認められる(※注:大変保育費が高い)
私の地域では、保育園に預けたい場合、以上のどれかに当てはまる必要があります。
基本的に、条件8以外はすべて保育に欠ける証明書を提出する必要があるのです。
1と2は就労証明書、3は母子健康手帳の写し、4と5は医師の診断書や介護保険被保険者証の写し、もしくは障害者手帳(障害者保険福祉手帳)の写し、6は、り災証明書、7は求職に関する申立書 となります。
つまり、このような書類が用意できれば入園の申し込みができるワケですね。
7の「求職に関する申立書」よりは1や2の就労証明書のほうが選考基準としては保育の重要度が高いとみなされる傾向があります。
私は入園の申し込み前から頻繁に担当の課に何度も通って相談していました。
私の地域では丁寧に説明を受けることができましたが、こどもを預ける事情は人それぞれなので、最終的には「必要な書類を揃えて申し込んでください」という話になります。
申し込みの書類内容が審査の全ての基準となるのですね。
結局私の場合、こどもを預ける前からすでに働き先が決まっていた・もしくは働いていたので、長男の入園申し込みでは1の条件で、次男の申し込みの際には個人事業開業として2の条件で、比較的スムーズに書類を出せたと思います。
しかし入園が決まるまではハラハラしました。
働き先が決まっていない人は不安が募る入園選考
私のように働き先が決まっている・働いている人でさえ、入園が決まるまではハラハラしたのです。
問題は働き先が決まっていない人です。
こどもを預けてから働き場所を探す場合などは、優先度が他の事情をお持ちの方より低くなることが予想されます。募集定員に対して応募人数が大幅に多い場合は入園できるかどうか不安が募りますね。
できれば早めに役所の担当の課の人と相談して対応を考えましょう。
もし相談の中で「働いてないと難しい」「働いている人が優先」と言われたら、内職でもなんでもいいので、すでに働いているという事実を作ってしまうのも一案です。
(フルタイムで働いている場合のほうが有利になる場合もありますが、地域によって選考基準はことなりますから仕事の内容が入園する条件にあたるかどうか確認するといいでしょう)
現在働いているという実績を作る
私の場合、次男の入園申し込みの際は、すでにハンドメイド作家として地元の有名な旅館に納品していた実績がありました。
今ではハンドメイドの他にも、ライターなどネットでできるお仕事がたくさんあります。そういった仕事をしてお給料・収入を得て、実績を作っておくのも場合によっては役に立ちます。入園までの「つなぎ」として割り切ってもいいでしょう。
パソコンをお持ちの方ならネット関係の仕事もさがしてみましょう。
ネット環境が整っていれば未経験者も手軽に始められ、少しずつ経験を積めるクラウドワークスなら、少しずつ経験を積みながらスキルを磨くことが可能です。
主婦の自由な働き方も夢じゃない。
初めての方・不安な方にはクラウドワークスがお薦め。
実働を証明する書類を手に入れる
ネットで仕事をしている場合、『給与もしくは収入を得ている』というのが、仕事をしている実績になります。必ず確定申告もしておきましょう。この確定申告の書類が必要なのです。実働時間を証明できる人はその書類も用意します。
そして個人事業の場合は開業届の申請をする、確定申告をしている、ということで「働いている」ことを証明する書類が作れます。
何度も言いますが、役所では書類が全てです。
いろんな事情や熱意を紙に書いて提出しようが涙を流してお願いしようが、役所では役所基準の書類を用意するのが大前提です。
私の地域は基準さえクリアできれば入園できました。
ハンドメイド作家やライターなど、誰かに雇われない仕事(フリーランス)なら、必ず開業届と確定申告という実績(紙の証明書)を手に入れてください。
開業届と確定申告の証明ができれば、自営業の私の場合、仕事の内容・時間は自己申告でした。(フリーランスなどの個人事業は自己申告となります)
私の住んでいる田舎では都会ほどの保育園不足ではないので、その書類さえあれば希望の園になんとか入園できたのです。
田舎と都会では入園の条件も厳しさも違うと思いますが、どの役所でも、働いている実績を証明する書類さえあれば「働いている」とみなすのが一般的です。
※加点の獲得についてや労働時間が多いと有利になるかどうかは地域によって異なります。
働いていることを証明できる書類・働いているとみなされる書類があれば少しでも有利に保活できるのなら、家でできる仕事を探してみるのもいいと思います。
その場合には必ず担当の課で相談しながら、どういった書類があればいいのか、自分で確認するようにしてください。
以上は私の経験に基づいて構成した内容となっています。
地域・年度によっては、入園の選考条件・優先度は異なります。参考程度にとどめて、まずは担当の課の方としっかり相談・確認をしながら進めていかれることをお薦めします。
実際問題、子育て中の仕事はかなり大変です。私はこどもが眠った夜中から明け方まで、そして昼寝の時間に仕事をしました。
しかし、そんな苦労をしてでも私は働いていて良かったと思います。
一定の収入を得ることは、自分の世界を持ち、経済的にも自立心を養います。
母親が自立しているということは、こどもにとっても良いことだと私は信じています。
皆さんが、いい仕事と巡り合えますように。
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